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2023/05/01

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大人の発達障害!?最近分かってきたこと

最近よく耳にする言葉に
大人の発達障害がありますね。


少し前までは「少し変わった人」「変な人」なんて言われていたのですが
今では何らかの「~障害」と名前がつくようになりました。


さて、皆さんの周りにはそんな方はいらっしゃいませんか?



実際に家族、友人、職場等で
そういった方とのコミュニケーションをとることが難しいと感じたり
普通の会話が成立しなかったり支障をきたす事も
多かったりすることが多々あります。


ご本人も辛いことが多いとは思いますが
それに振り回される周りの方たちも大変だと推察されます。


今回は大人の発達障害に焦点を当ててみようと思います。


私もまだまだ勉強中ではありますが
少しでもお伝えすることが出来て
何かの参考になれば幸いです。


目次

大まかに言うと大人の発達障害はこんな感じ

自閉症スペクトラム(ADS)
自閉症、アスペルガー症候群、小児期崩壊性障害、レット症候群、不特定広範囲性発達障害
の5つの障害の総称

注意欠如・多動症(ADHD)
注意欠如、多動性障害(注意力散漫、多動、衝動的という3つの特徴をもつ)

学習障害(LD)
知的障害とは違い大体の能力は平均値あるにもかかわらず
特定の分野が苦手とします。

発達性協調運動障害(DCD)
筋肉や神経、視覚や聴覚などに異常がないのに
協調運動がぎこちなく日常生活に支障をきたすような特性をいう

読み書き障害
知的障害がないにもかかわらず文字を読むこと書くこと
またその両方に限定した能力障害

算数障害
読み書き障害と同様に数や計算の概念を理解すること
推論することに限定しての能力障害

上記の障害により
日常生活に支障をきたすことがあります。

色々な障害がありますがこの部分は苦手だけど
他は大丈夫な事が多く
幼少期には見つけにくいことが多いようです。

大人になり色々なことが社会生活の中で
複雑に絡み合うようになり対応が出来ない状態になって
気が付く・・・という事が多いような気がします。

本人が気にしていれば受診して原因が分かる事もあるでしょうが
何も感じていなければ・・・
あの人は変わっているとか変な人
言葉は悪いのですがバカとか陰口を言われたり
している様に思います。

いずれにしても自分の障害が分かることにより
対処法はあると思います。

診断を受ける大切さ、周りに理解してもらうことが
何よりも大事になってくると私は思います。

男性よりも女性の方が見逃されしまう・・・

* 暗黙のルールが分からない
* その場の空気を読むことが出来ない
* 相手との適切な距離感が分からない
* 曖昧な表現・冗談が伝わらない(理解出来ない)
* 自分の考えや感情を人に伝えられない
  (場合によっては怒りをあらわにすることも・・・攻撃的に・・・)
* 言葉の使い方が独特に・・・
  (人を嫌な思いにさせることも多いように思います)


大人の発達障害は薬物療法や生活療法で
症状を和らげることもできるようですが
病気ではなく特性なので完治は難しいようです。

また、男性よりも女性の方が見逃されやすいようです。
「どうして?」と思いますよね・・・

基本的な症状は男性と同じなのですが程度は軽く
一般的に男性ほど多動、衝動性が目立たないということと
筋力も男性ほどではないので
暴力的な行為があったとしても大きなトラブルに発展する事が少ないことも
あるようです。

見逃されてしまった女性の発達障害・・・さて、どうしましょう・・・

対人関係が上手ではないので親戚やご近所付き合いができず
孤立してしまいます。

また、結婚においても
男性が求める女性の役割

例えば家事、育児、女性としての気配りなど・・・

その様な事が出来る女性とは全く正反対なため
片付けが苦手、家事全般も不得意な事が多く
悪意はなくても不用意な発言が多く、問題になることが・・・

このような方が職場などにいると
どのように接していけばいいのか戸惑いますよね。

会社の産業医に相談して必要に応じて専門医への
受診などを指示してもらうことも必要になってきます。

身内、ご近所、学校、職場
いずれにしても専門医の診断と投薬そして
コミュニケーションのトレーニングを受けることで緩和される
部分もあるようなので本人はもちろん
身近な方々の理解も必要になってくることになるということは
分かっていただきたいことです。

まとめ

今回は大人の発達障害について取り上げましたが
どんな病気、障害でも本人はもちろん家族、周りの人たちの
協力と理解が必要です。

勇気をもって診断を受けるという事が
前に進むための最初の一歩になると思っていただければと思っております。

私もいろんな方と関わってきましたが
似たような事例はあっても誰一人同じ人はいません
育った環境、本人の性格、現在の状況、人間関係など・・・

それにより今の症状も変わってきます。

私自身、相談者様に飲み込まれないように注意はしますが
よくお話を聞き寄り添うようにしています。

鬱の方などは自分を責めることが多いのに対して
発達障害の方は自分だけが正しいと思っている方が多いように感じます。

そして・・・「ありがとう」「ごめんなさい」が
言えなくて周りから孤立している印象を受けます。

なんか寂しいことですね。

ブログを読んでもしかしたら・・・と感じた方がいらっしゃったら
どうぞ勇気をもって行動を起こしてください。

笑顔の多い人生を送るためにも・・・

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