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2022/12/01

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突然の怪我!その時あなたは・・・

生活が一変してしまう・・・考えた事がありますか?


災害などもそうですが交通事故
仕事中、レジャーなどでの怪我や骨折
どれも予定して起こるわけではありません。


経験がある人は簡単に想像が出来るでしょうが
経験のない人は凄く簡単に考えています。



入院、手術を伴う場合は誰の目から見ても重症で大変なんだね!と思ってもらえます。が
重症なのに手術を必要としない場合軽く見られてしまう事が往々にしてあるのです。


そんな時、怪我をしたご本人の気持ち
周りの反応や対応乗り越え方などをお伝えしたいと思います。


実は私自身も経験があり落ち込むこと生活の不安
考えすぎて眠れない夜を過ごした事があります。


そんな辛い経験をされている方の気持ちが少しでも軽くなって
いただければと思います。


目次

え!骨折?捻挫じゃないの・・・

仕事中に足場が悪くいつも気を付けていた場所でしたが足を捻ってしました。
思わず「痛い」と声が出ましたが何とか足を着くことが出来たので
捻挫だと思い仕事を続けていました。

昼休みに入るころには歩くことが困難になり病院へ・・・

お医者様は私の足を見るなり「折れてるよ!」
まだ、レントゲンもCTも撮る前のこと

そこからはバタバタと車椅子での移動
骨折を確認できたら
あっという間に固定・・・
足を着いてはいけないと松葉杖を渡されました。

上手に折っているから今は大丈夫だけど
骨がずれなければこのまま固定
ずれたら入院、手術になるからね!と・・・
安静にして下さい。
骨折した方の足を高くして寝てください。

お風呂とアルコールはダメだよ!と

早くても2・3ヶ月はかかるから
その後は痛みだけは医者にも分からないから
本人が痛くて歩けなければ
それは歩くのが困難ということだから
時間はかかるとのこと

何が起こったのか
頭の中が真っ白で状況が理解できない。

仕事は?生活は?
ボ~ゼン!
私は一体どうなるの・・・

突然の生活の変化

私の場合、何が助かったかというと
家にキャスター付きの椅子があった事
何とか家の中の移動が出来ました。

骨折した日、妹が遊びに来る事にはなっていたので
一人にならなくて済んだと言う事と必要な物を用意してもらえた事が
安心につながりました。

妹や子供達が休みの日には交代で来てくれて
本当に助けてもらいました。

平日は一人での療養なので心細さ、一人では出来ない事だらけで
サイレンが外で鳴ると・・・今何が起きても私は逃げる事も出来ない・・・
本当に「一人なんだ」と不安で押しつぶされそうになったものです。

ベットで動けず寝ていてもお布団の重みで骨折した足が痛くて
寝ていても起きても痛みでどうにもできません。
腫れあがった足を見ては泣きたくなりました。

1日の中でも気持ちの変動が大きく
情緒不安定な状態だったと思います。

追い打ちをかけたもの

まず、私を精神的に追い込んだのは
「考え方にもよるけど、安静と言われた期間ただ安静にしてるつもりですか?
 座り仕事を考えているのですが」と言う上司の言葉
しかも骨折して5日後・・・

ギプス固定に松葉杖・・・どうやって通えと言うのか
サポートする人もなく
しかも職場は階段しかないのです。

足はパンパンに腫れ痛みで寝ても起きても居られない

出勤出来るかとか復職する気はあるのか等々
職場での骨折・・・労災です。

最初は迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが
あまりにも電話の度に言われるのでどんどん追い込まれて
眠れなくなり「私は仕事をサボっているの?」と自分を責めていました。

実際には歩くことはおろか、足を床に着ける事もできないのに・・・

1ヶ月後ギプスカットをしましたが足は
まだ腫れていて固定具に代わりました
(その後2ヶ月は固定具での固定は続きました)

でも、まだ体の中は出血していて足の腫れも引いておらず
痛みもあり力が入りません。

診断書を出しても出勤は何時から?との電話
「骨折位で3ヶ月休職だって、普通2ヶ月ぐらいでしょう信じられない」と言う
言葉も耳に入ってきました。

骨折から2ヶ月後、退職する事を決意しました。

救ってくれたもの

精神的に追い込まれた時
救ってくれたのは古くからの友人
長電話に付き合ってくれて「何を言われても仕事に出るのは治ってから
無理に出て悪化したら大変だよ、自分の体の事なんだから足は全体重を
支えるんだから、どこを骨折しても大変だけど足、腰は別!!!」とか

「怪我は時間が治してくれるから焦らないでね」とか
思いやりが沢山ありました。

仲の良かった同僚もマメに連絡をくれたり・・・

自分の気持ちを話せる友人がいたことが支えてくれました。


本当に恵まれている自分に気がつき
感謝しかありません。

話している時は気が楽になりますが
痛みが出てきて1人で耐えていると又ネガティブな思考が
湧いてきます。

今思うと動けず、歩けない事は本当に辛い事!
ゴミ出しが出来ず誰かが来てくれるまで
溜めて置かなければならずイライラしたり

現実には想像していた事よりも不便だし
出来ない事ばかり

当たり前に生活することが実は凄い奇跡の連続なんだと
感じました。

きっと骨折しなければ分からなかった事ばかり・・・

そんな私に皆、寄り添ってくれてありがとう。

まとめ

突然何も出来なくなる恐怖を体験したとき
頭の中が真っ白になりそして・・・
いっぺんにいろんな事が頭の中をグルグルと駆け回ります。

一見、落ち着いて見えても頭の中、心の中が
何も理解出来ない状態になってしまいます。

仲の良い家族と一緒にいる方は落ち着くのも早い
それは、悩みや苦しみに寄り添ってくれるからです。

注意しなければならないのは頼れる人もいない一人暮らしの方ですね。

誰にも相談も出来ず抱え込んでしまう事が多いからです。
怪我がきっかけでどんどん孤立しまう事も少なくないから・・・

カウンセラーだからといっても人間です。
勿論、落ち込むこともありますし怒る事
当たり散らす事もありますが
少し違うのはこの自分の状態を改善する方法を知っていると
いう事だと思います。

人を頼ってもいいんだ!
愚痴を言ってもいいんだ!
甘えてもいいんだ!と

私は必ず感謝の気持ちを伝えることにしています。

それで良いのです。

誰にも言えない方は専門家に相談する事を考えてみて下さい。

決して1人で抱え込まないで下さい。
孤立しないで下さい。

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