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2021/11/28

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身近なハラスメント

最近ではすっかり定着したハラスメントと言う言葉!


私が生まれ育った昭和はある意味ハラスメント天国でした。


今は、ありとあらゆるものがハラスメントと言われ
区別が難しいと感じるものも多く
何でもハラスメントとつければよいという風潮があるようにも思われる節も
あるような感じさえあります。


年々増え続けるハラスメントですが
ボーダーラインの難しさもあるのが現実です。



今回は、モラルハラスメント(モラハラ)について
知りたいというご要望がありましたので
取り上げたいと思います。


あくまでも私が今までの経験からお話をしたいと思います。
その方が身近な問題として捉える事が出来ると思いますので・・・


最初に申し上げておきますが
本当に深刻な事態になっている場合は
弁護士などに相談される事をお勧め致します。


目次

モラルハラスメントって?

子どもの頃こんな経験をしたり、されたりしたことはないでしょうか?

*本人に聞こえるように悪口を言う
*悪口を言って孤立させる
*無視する
*体型批判、人格批判
*わざとその人の前でため息をつく
*見下した言動

これは、子供だけの世界の話ではありません。
大人の世界にも沢山存在しているのです。

職場、家庭内、地域・・・

自分が被害者にも加害者にもなり得る
とても身近な問題でもあるのです。

上記したような言動は本人に悪意がなくても
モラハラになってしまうこともあります。

モラハラは精神的な攻撃を目的として
個人の生き方や価値観を認めようとせず
自分の考え方の方が正しいと相手を否定することが
特徴ではないかと思います。

モラハラは言葉や態度
「目に見えない暴力」で相手を
追い詰める行為です。

自分の常識が常に正しくて他の人の常識は間違っている。
自分には否定されるような事は何もないと思っている方が非常に多いと思います。

モラハラをする人ってどんな人!

自分は優秀、間違っていないと強く思ってしまう
自分で作り上げたルールを相手に強要する傾向にあるようです。

間違いを指摘しても謝らないとか噓を平気でつくようなことも
あるように思います。

環境要因としてモラハラのある家庭で育ったとか
人を支配したいという考えを持っている・・・
要因は多岐にわたるとは思いますが

自分が常に上位者で他は認めないという感じがします。

自分が一番正しいので
謝ったりする事が出来ず
自分が見下している相手に対して人格否定をしたり
容姿を悪く言ったりします。

また、自分より権力のある人に対しては
面と向かって行くことはありません。
(陰では言いますが・・・)

普通に考えると本当に厄介な人という事になりますね。

でも、こういう方は自分の行為がモラハラだと言う認識は
ないのではないでしょうか。
あくまでも、常識的に考えての行動だと
思われているのですから・・・

企業や地域でのハラスメント講座などが
もっと活発化していくことが重要だと思われます。

弁護士さんなど専門家に実例紹介して頂く等々

ご本人が自覚なさる事が一番の解決策だと思います。
もし、自分がそうなのではないかと思われた方は
専門家へのご相談をお勧め致します。

モラハラを受ける人どんな人??

基本的に素直で欲が無い人で
自分の意見よりも相手に合わせる。
他の人への配慮が出来る方が多いように思います。

何かトラブルがあっても自分に悪いところが無いかと
考えたり謙虚なため自己評価が低く
責任感が強い。

真面目な方が多く
他の方のために自分を犠牲にする事が多いようです。

また、自己主張が苦手で何を言われても
言い返せないことが多い。

自分がこのタイプかも・・・と
思った方は振り返ってみて下さいね。

自分でも気がつかないうちに
モラハラを受けているかもしれません。

何かおかしい、いつも責められている。
自分の何が悪いのかいつも考えているなど
気が付いた時にはかなり追い詰められている状態にあるかもしれません。

モラハラは被害者が悪いということはないことが多く
努力すればするほど
相手が思い通りになると思い込み
悪化する事があります。


相手は支配したい自分の方が何でもできる
自分の立場を優位にする事が目的なのですから・・・

職場でのモラハラ

最近ではハラスメント講座を開く企業も増えてきてはいますが
実際に講座を受けて言動を変える方は
自分の言動がハラスメントに当たる行為だったとは知らずに
ある意味コミュニケーションだと解釈していた方だと思われます。

こういう方であればいいのですが・・・
実際には同僚、後輩からモラハラを受ける方も多くいらっしゃいます。
(上司から受けるのはパワハラになることが多いので・・・)

職場での場合はモラハラとパワハラの境界線が
難しく 
グレーゾーンが多いのではないでしょうか。

直接危害を加えることはなく
あくまでも、精神的に追い込んでいくのがモラハラという事になりますね。

把握するにも難しさはありますが
証拠集めが大切になりますね。

後ほど記したいと思います。

家庭内でのモラハラ

家庭内でのモラハラは
更に見つけにくいと思います。

「夫から妻へ」という形が目立ちますが
モラハラの定義は男女の区別はないので
「妻から夫へ」の場合でもモラハラは成立すると思います。

モラハラ夫の典型
 
育児や家事に協力する意思はなく妻の事を見下す。
*子育てしかしてないくせに・・・
*俺の稼いだ金で生活しているくせに・・・など

パートナーに対しても
自分の意にそぐわない価値観は否定の対象になります。

直接的な暴力ではなくても、物への暴力で威圧すろ行為は
間接的暴力になりモラハラであるとともにDVにもあたる行為です。


定時連絡をさせたり、連絡がつかないと「どこへいってたんだ」と
怒ったり、友人などとの外出を認めないという行為もモラハラの典型です。

対処するためには・・・

職場でのモラハラでも家庭内でのモラハラでも
言えることは証拠集めをしておいた方が良いのではないかということです。

パワハラには・・・パワハラ防止法という法律による定義があります。
モラハラには・・・法的な定義はありません。


自分を守るために・・・

*スマホのボイスメモやボイスレコーダーなどで音声を記録する。
*LINEの会話をスクリーンショットで保存する。(日付が分かるように!)
*物にあたり壊れたりした場合は写真に撮って保存する。(出来れば壊れたものを保管する)
*何度も電話をかけたきたりしたら(俗に言う鬼電)日付が残るようにスクリーンショットする。

いつも記録するのは難しい場合もあるので
手帳や日記に書き留める(毎日書いた方がよ良い、信用性が増すので!)

間に人を入れて話し合うのもいいですが
話し合いにならない事も多いので、色んな意味で弁護士に相談することが
安心だと思います。

まとめ

先ずはモラハラ気質の方との関わりは普通の方ならば
避けたいと思いますよね。

簡単に見分けるには普段の行動をみて下さいね。

出掛けた時に・・・

店員さんに対して横柄な態度だったり理不尽な理詰めをしていないか?
すれ違う人を見て、見下したような事を言ってないか?

会社の話が出たときに、学歴が低いとか仕事が出来ないとか
相手を馬鹿にしたような事を言ってないか?

命令口調だったり
自分が優秀だと言ってないでしょうか?

何かいつもイライラしているような感じはないですか?
そのような方はモラハラ気質があるかもしれません。

モラハラをする人には特徴はありますが
実際には上記しましたように
誰でもが知らず知らずのうちに他の人に対して
モラハラ行為と思われる態度をとってしまっていることもあるのです。


いま一度、自分の事も振り返ってみて
襟を正したいものです。


さて今回は、ご要望によりモラハラを取り上げましたが
私自身、記してみて
本当に難しいものだと感じています。


少しでも参考になれば幸いです。

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