2021/09/01
コラム
L・G・B・T とは?
デリケートなことなのですが取り上げて貰いたいとご相談があり・・・
誤解を招いたりするのではないかと不安もありますが精一杯お伝えしたいと思います。
性的マイノリティをカミングアウト出来ているか出来ていないか?
カミングアウト出来る環境があるかないか?
家族が理解してくれているか?
理解してくれる人がそばにいるか(俗に言う一般の方、ノーマルと言われる方)
その状況により思考、行動がかなり違います。
最近では、自分のセクシャルをカミングアウトする
有名人も多くなってはきましたが一般的には
まだまだ理解されない事が多いようです。
同じ人間なのに・・・差別されてしまう事に悩む心情をほんの少しでも
分かってもらえたら気持ちが軽くなるのではないかと思うのです。
目次
- ○ L・G・B・Tの解説
- ○ カミングアウト
- ・家族
- ・友人
- ○ まとめ
L・G・B・Tの解説
細かい種類は実際には無限にあるようですが
一般に分かり易くする為に今回は四種類でお伝えしたいと思います。
*身体的性・・・簡単に言うと生物学的に男か女かという事
*性自認 ・・・自分の性を男性だと自認している方は男性
自分の性を女性だと自認している方は女性
*性的思考・・・男性に恋愛感情を抱く人は性的思考が男性に向いている
女性に恋愛感情を抱く人は性的思考が女性に向いている
*性表現 ・・・自分がありたいと性の表現方法
自分を男性的ファッション、言動をするのであれば性表現は男性となる
自分を女性的ファッション、言動をするのであれば性表現は女性となる
これがセクシャルを決める要素と言われています。
体と心の性が一致して異性に恋愛感情を抱く
一般的な人をセクシャルではノーマルと言います。
これを頭において読んでいただければと思います。
L・レズビアン ・・・女性に性的思考が向いている女性
G・ゲイ ・・・男性に性的思考が向いている男性
B・バイセクシャル ・・・男性、女性両方に性的思考が向いている方
T・トランスジェンダー ・・・心と体の性が不一致で違和感を持っている方
最近ではよく聞くようになってはきましたが実際には分からない方が多いと
思いますし偏見も多いと思います。
簡単に書きましたが実際はもっと複雑です。
でも、ノーマルと言われる方達と何も変わらないのです。
カミングアウト
自分の性を家族、友人、同級生、同僚・・・
カミングアウト出来るか出来ないかで悩み、苦しみが違います。
自分を偽って過ごす日々・・・
今は、よく聞く言葉になったL・G・B・Tですが
周りの声を聞くと
まだまだ偏見が多く、ひどいときには
「病気なんじゃない?」「頭がおかしい!」なんて言われることも
あるようです。
そんな言葉を家族や友人に言われたら
立ち直れないほど傷つくと思いませんか?
自分の意見や考えをハッキリと伝えられる位
自分の軸を持っていられる方ならば良いのですが
そんな強い方(この表現が正しいのか少し考えてしまいますが)
ばかりではないのです。
怖くて怖くてカミングアウト出来ない方も多くいらっしゃるんです。
実際にうつの状態になり、他の苦しみに耐えてる方も多くいます。
「十人十色」と言いますが同じ人はいません。
一人、一人、みんなが違うのです。
そして、みんなが違っていて当たり前のことなのです。
周りの人たちが自分と違うから拒否するのではなく
全部ではなくてもいいのです。
部分的な事でもいいので分かろうとする姿勢を見せていただけたら
それだけで、否定された気持ちにならなくて済むのです。
カミングアウトすることで自分が自分らしく!
周りの方と今まで以上に良好な関係を築ければ
嬉しく思います。
家族
お話を聞くと1番大きな壁になっていることは
家族へのカミングアウト!
L・G・B・Tと言う言葉は聞いたことがあるけど
まさか、自分の家族にいる・・・とは・・・
全く考えていないのが現実です。
他人の事ならば受け入れる事が出来るのに
身内の事は・・・たぶん・・・時間がかかってしまう。
母親は自分が産んだ子供がどんな状態であれ受け入れる方が
多いようですね。
自分の産んだ子供に変わりはないので男であろうが
女であろうが関係ないのです。
愛する存在に変わりはないから!
あるお父さんに聞いたことがありますが
「父親はダメだよ!頭では分かってはいても受け入れることは
難しい・・・母親みたいには受け入れられない。」
もちろん、個人差はあるのでそうではない方もいるのも現実です。
でも、考えてみてください。
家族に受け入れてもらえたらどんなに心強いか!
どんなに自分らしく生きることが出来るか!
もし、家族にカミングアウトした方がいたら
「今までつらかったね!自分の人生は自分だけのものだから
後悔の無いように自分らしく生きなさい!応援しているから!」と
伝えて頂けたら救われた気持ちと感謝の気持ちがわいてくると思います。
友人
今は、カミングアウトしても受け入れてくれる方も
多くなっているように感じますが
「気持ち悪い」「病気じゃないの」なんて
自分は受け入れられないと離れて行く方も一定数いるのも現実です。
今まで友人として付き合っていたのに
カミングアウトがきっかけで離れてしまったら
「やっぱりな」と言う思いと悲しみに囚われてしまう・・・
一度、考えてみてください。
ノーマルと言われる私たちと何が違うのですか?
同じ人間で、もちろん感情もあります!
傷つけて良い存在では無いのです。
どうしても理解できない部分はあるとは思います。
それは、話し合う事で解決できる事も
沢山あるのではないでしょうか。
もし、友人が勇気を持って話してくれたら
「話すのに随分と勇気が必要だったろう!自然な自分でいればいい
お前はお前!何も変わらないよ!」と言って頂きたい。
その言葉でどれだけ救われるか
自分に自身を持って生きられるか
今まで自分は誰にも認めてもらえない存在で
本当の自分を知られるのが怖くて
隠して生きてきたからこそ
たった一人でもいい
分かってくれる人がいれば・・・
そんな思いで日々を過ごしている方が
少なからずいることを知ってもらいたい。
まとめ
セクシャルはとっても繊細でデリケートなことです。
生まれながらに心と体の性の不一致がある方もいますし
環境が影響してセクシャルが変わることもあるようです。
娘が成長しているのにお父さんがいつまでも可愛さから
娘がお風呂に入っている時お父さんが入って行くとか・・・
思春期にお父さんが裸でウロウロする。
こういうお父さんに共通しているのは
いくら「やめてほしい」と伝えても聞いてくれない。
こういう事が繰り返される事により
男は気持ち悪い、汚い・・・嫌い、無理!!!
こんな事が続くことで自分のセクシャルが
変わってしまう事もあるようです。
見た目は男性ですが心は女性!体も女性になりたいから
性転換手術を受けた・・・でも、体をかえたら
やっぱり違った。とか
幼い頃から母親をはじめ、周りには女の子しか居なかった為に遊びも
お人形、おままごと等々、なので自然と
興味が化粧、ファッション、可愛いものに向き男であることを
意識する必要がなかった。
勿論、全ての方に当てはまる訳ではありません。
セクシャルの判断をするには時間がかかるという事も
お伝えてしておこうと思います。
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