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2021/07/22

コラム

男性と女性の思考の違い・反抗期編

子供の成長の証とも言える反抗期、いずれ来ることと
分かっていても戸惑ったり、イライラしてしまうものだと思います。

一般に幼児期の反抗期を第一次反抗期
思春期の反抗期を第二次反抗期と言っていますが
その対処の仕方には、これが正解!と言う明確なものはないと思います。



ただ、この時期の子供に対する接し方を知っていただければ
大変ではあっても必ず乗り越える事はできますから・・・
これが反抗期かぁ~と
成長した我が子を見てクスッと笑ってしまうことができたなら
それは、ご両親も成長している証だと思います。

また成長過程で当たり前に誰にでもあると思われていた思春期・反抗期
ですが、近年では思春期・反抗期のない子供さんもいるようです。

その辺もご紹介できたらと思っています

目次

幼児期の反抗期とは?

幼児期の反抗期とは俗に言う「いやいや期」
または「だだこね」ともいうようです。

今まで親に何でもしてもらう時期をすぎ「自分でできる」と自分を主張
するようになってきます。

親からしてみると突然始まる言動にイライラしてしまうことが多いと思いますが
子供の発達、成長にはとても大切なことなのです。

ポイントをいくつかお伝えしたいと思います。

*時間や心に余裕を持って下さいね。

 子供は反抗的言動で始まりますから最初から想定済みの行動を取りましょう。

*言葉に気を付けましょう。

 「~しなさい」ではなく「~してくれない?」命令口調はやめましょう。

*子供が何を伝えたいのか理解する努力をする。
 
 まだ上手く言葉で伝えられないので言動が乱暴だったりしますが
 親が聞く姿勢をとることで「聞いてくれている」と感じて
 嬉しくなり一生懸命お話をしてくれるようになります。

*子供の質問には真剣にこたえてください。

 子供は表情できちんと答えていてくれているか感じ取ります。
 きちんと対応していると子供のほうも話を聞いてくれるようになるでしょう。

*甘えさせてください。

 この時期のわがままは甘えたい感情の裏返しです。
 何か用事をしている時でも手をとめて甘えさせてください
 子供はいつでも見ていてくれているという安心感をもちます。

親にしてみれば頭で分かってはいても、なかなか難しいことだと思います。

どちらかと言うとお父さんの方が失敗してしまうことが多いように思いますが
そこは、お母さんの優しさでカバーしてもらいましょう!

男性は意外と放っておけばいいとか、つい大声を出してしまいがちですから
ご両親の考えのすり合わせは大事です。

思春期・反抗期

だいだい小学校高学年から中学生位のころまでを思春期・反抗期と言われています。

簡単に言うと著しく成長する体の成長に心の成長が追いついていない状態
ホルモンのバランスがとれていない状態と言えば伝わるでしょうか・・・

今までは何でも話してくれていたのに、急に何も話さず口もきかない
うるさがったり、乱暴な口調になり反抗的な態度をとるようになって
親は戸惑う事ばかり・・・

本人も戸惑っているんですよ!

男の子であっても、女の子であっても同じ
親が心がけるのは、手を放しても目を離さないということ
難しいですね・・・

返事はなくてもはなしかけてくださいね!

ご飯を食べてくれなくても作り続けてください。

食育という言葉をご存知でしょうか?
食育基本法において「食育とは生きるうえでの基本であって、
知育・徳育・体育の基礎・・・」と書かれておりますが

私の解釈はバランスの良い食事は体だけではなく
脳の成長、精神面おいても重要だと考えています。

最近ではお金だけ渡して勝手に食べて!という
ご家庭も多いように思いますが
家族で食卓を囲んでみてください。
孤食にさせないで!

いつでも子供の事はちゃんと見ているという姿勢は崩さないという
ご両親の想いは伝え続けて下さいね。

そして、大切な事は1人のちゃんとした人格持った人間として
対応してください。
決して子供扱いをしないでくださいね!

男の子場合

もちろん、個人差はありますが
小学校も高学年になると体も大きくなり力もかなり強くなります。

女の子に興味を持ち始め
ひげが生えてきたり、声変わりしたり

お母さんにしたら異性の息子に対して、どの様に接したら良いのか
分からない事が多くなります。

子供との信頼関係がちゃんとできていれば
あまり心配する事はないでしょう。


わからない事は同性のお父さんに相談してみてください。
普段から家族を大切にしているお父さんであれば息子の変化に
気が付くと思います。
自分も通ってきた道なのでわかることも多いと思います。

協力してこの反抗期を乗り越えましょう。

元々、男性と女性では思考が違うのでお母さんには理解できない事が
多いのに加えて息子には感情で物言う母親をうるさく思ってしまうのです。
反抗期は必ず終わります。

振り返った時、両親は辛かったけど懐かしい想い出に変わり
息子は、たぶん忘れていますよ!

女の子の場合

女の子は初潮を迎え幼児体型から女性らしい体つきに変わってきます。

生理が始まるようになるとホルモンのバランスが崩れ
イライラしていることが多く
又、肝心な事は話さなくてもわけのわからない話は増えます。

女の子の方が口が達者なので
家族との口喧嘩が増えることが多いですね。

女の子は精神面でも不安定な部分が多く頼りなく
男の子よりも複雑な感じがします。

本人も切磋琢磨しながら、日々成長しているんです。

この時期は正論で責めても態度が荒れていくだけですから
人に迷惑をかけたり命にかかわるようなことをしない限り
親は見かけだけでも余裕を持ち接してください。

常に子供を見守り目を離さないで下さいね。
ちゃんと貴女を見ているという事を伝え続けて!

自分の事をちゃんと見ていてくれていることが分かれば
安心してくれますから

体は大きくなっても、まだまだ経験が少ないのです。
間違いも起こします。

女の子も男の子と同じく
人格否定することなく1人の人間として対応してください。

反抗期のない子供

反抗期は成長の証みたいなことを述べてきましたが
「うちの子は反抗期がなかった」とおしゃる方もいらっしゃいます。

ハッキリとしたことは分かりませんが
私が思うに
お子さんの元々持っている資質と家庭環境
が関わっているのではないかと・・・

*両親が仲が良く穏やかな時間が過ごせてきた。
*両親の喧嘩を見たことがない。
*完璧主義ではなく上手に手を抜くことができる。
*家庭内においても愛情表現が豊かである。
等々

子供が小さい時から抱きしめることが
子供に安心感を与えている。とか

どうも、反抗する必要が無いということみたいなのです。

テレビコマーシャルで見たことがありますが
1日7秒の「ハグ」で絆が出来ると・・・
理由は分からなくても自然と生活の一部になっていたのかも知れませんね。

又、お父さんもお母さんも大好き!

「くそばばぁ!」とか「お父さん嫌い」とかも無いようです。

まとめ

反抗期がある、無い
どちらが良いのかわからない事は多いですが

どちらも今、答えが出るものではないと思います。
どうであれ基本には子供を愛おしく思う気持ちが大切で
一般的には反抗期はあることのほうが多いです。

私には息子二人、娘一人おりますが
息子二人には反抗期に入り今までしていた「ハグ」を
「ご丁寧にお断りさせていただきます。」と言われて
「反抗期なの?」と聞いたら「違うよ」と言われました。
素直な方だったとは思いますが
陰ではちゃんと「くそばばぁ!」と言われていましたよ!

娘は「反抗期なの?」と聞くと「反抗期だよ!」と答えていましたが
「母!ハグ!」と来てました。

親としては、扱いにくくて面倒なことも
多かったかな!?とも思いますが
お互いに若かったな!と懐かしく思い出すことがあります。

反抗期、真っ只中の時は親も子供もどうしてよいかわからずに
右往左往してしまいますが
過ぎてみて話を聞くと、ちゃんと感謝してたよ!
照れ隠しもあったと思うよ。

何て言われたら思わず笑みが浮かんでしまいますよ。

色々申し上げましたが、幼児期の反抗期をちゃんと向き合い
子どもに、いつでも自分の事を見ていてくれているという
安心感を与えられたかが
思春期・反抗期を上手く乗り越える
ポイントなのではないかと思われます。

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