2021/06/27
実例
妊娠、出産の実例紹介
今回は、一人の女性の妊娠、流産、出産について
少しお話させていただきます。
一度目の妊娠・・・初めての妊娠で何もわからないまま
何も食べられず、口にしても嘔吐が続き一ヶ月経たないうちに
8㎏以上体重が減り、つわり悪阻で動けない状態が安定期に入っても
しばらく続きずっと安静状態でした。
出産・・・陣痛が始まったら又嘔吐しながらの出産
子供にへその緒が首に巻き付き吸引分娩になりました。
二度目の妊娠・・・一度目より少しつわりは楽でした。
上のお子さんもいたから、なかなか休めなく体は辛かったようです。
出産・・・陣痛がきて入院はしましたが陣痛が止まってしまい
退院か誘発剤を使うか確認されましたが上の子を不安にさせたくなくて
誘発剤をつかいましたが
急にお産が進み、体がついていかず、きつかったと
三度目の妊娠・・・病院に行く日の朝、突然の大出血でドクターに診察していただいたら
もう、子宮の中はからっぽ・・・流産でした。
今回は、いつもの生理の時のように過ごして下さい・・・って
四度目の妊娠・・・何とか食べられはしましたが臨月まで嘔吐ありました。
又、臨月に入っても逆子のままに加え胎盤が産道の一部を
塞いでいたため安全を考えて帝王切開ということに・・・
出産・・・突然の破水で入院、羊水がとまらず感染症を防ぐため誘発剤を使用
あまりにも早くお産が進んだためスタッフのみんなが帝王切開
を忘れていて、自然分娩での出産となりました。
五度目の妊娠・・・さすがにもう1人、育てられるだろうか・・・
不安もあったと言います。
でも、すぐに後悔することになったそうです。
健診で病院に行くと稽留流産(おなかの中で胎児は亡くなっていて
搔爬手術で体から出さなくてはならない)だと・・・
彼女は言います。
五度目の妊娠の時「おめでとう!」と言ってくれたのは1人だけ
ほかの人は「いったい、どうするつもり!」とか「大丈夫なの?生活どうするの!」
その言葉に傷ついたから・・・
何人子供がいようと授かりものだから私だけでも「おめでとう!」と伝える・・・と
同じ人間が五回妊娠して一度も同じ状態ではなかった。
全部違った・・・
又、臨月で死産だった方もいます。
無事に生まれてくるのは絶対ではない・・・出産は子供もお母さんも命がけ
自分自身のことを大切にして欲しい、それは子供の命を守ることだから・・・と
「大丈夫?」「また、すぐに子供はできるよ!」などと
他人は励ましているつもりの言葉が流産・死産した方を追い詰めているんだ
ということを忘れないでいただきたいですね。
そっとしておいてあげていただきたいのと
すぐに食べられるような物などを持って「少しお腹にいれてね!」ぐらいの
言葉をかけてください。
初産年齢が多くなっている今
出産時のトラブルも増えているみたいですのでリスクを回避するために
産科が大変少なくなっています。
出産のトラブルに備えるためにも早めに出産予約を病院に入れておきましょう。
乳幼児を見てくれる小児科も減っていますので同様に探しておいて下さい。
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